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2010年1月29日 (金)

IWATSU SS-7602の小修理 (岩通製20MHz帯域オシロスコープ)

01_7602_7

オシロスコープは内部に高電圧を発生する部分があり、大変危険です。したがって、知識のある方が修理してください。また、修理に関しては個人の責任でやってください。当方は、技術的興味により本資料を公開するもので、本資料に基づく結果についての責任は負うことができませんし、修理を推奨するものでもありません。

SS-7602岩通製20MHz帯域オシロスコープをヤフーオークションで入手しました。

早速、CAL信号を入力してテストしてみました。

CAL信号は (1kHz,0.3Vp-p)のようです。

振幅は問題ありませんが、周波数が1kHz(1msec)なので、0.1msec足りません。

ちなみに、パソコンからWG(ウエーブジェネレータ・フリーソフト)1kHzの矩形波を入れますと1msecが正常に表示されます。

そこで、CAL信号回路を追ってみることにしました。

(ああ、その前に内部点検でケースをはずす時に、指先を傷つけたようです。切れそうなところをすべてヤスリ掛けし、面取りをしましょう。)

回路図を示します。CD4011BE(QUAD 2入力 NAND)の簡易発振回路です。

02_iwatsu_ss7602_cal_6

1kHzを決めるのは、130KΩ(R460)3300PF(C426)です。

CRの定数の経年変化と推定し、取替え部品を買いに行きました。ついでに、CD4011BE(140)も入手、ブレッドボードで同じ回路をテストしました。

03_4011_cal_osc_6 04_ss7602_cal_09ms_130k__2 05_ss7602_cal_1ms_140k_2 

結果は、現状のCAL信号が(0.1msec不足)そのまま出力されました。ちなみに、130kΩを140kオームに変えたら、0.03msec不足まで追い込めました。この辺は、現物あわせの微調整が必要のようです。

表示波形を見ると130Kオームと3300pFでは0.9msecなので、1msecにするには、

抵抗交換の場合、130k×1/0.9147k、コンデンサ交換の場合、3300pF×1/0.9=3667pF(=3300+390pF)です。

ただし、デューティは50%にはなっていません。まず電源を疑いました。電源の5Vが300Ω(CMOS保護用)を経由してCD4011DE14番ピンに接続されていて、ここの電圧に100mV超のスパイクが発振に同期して発生していました。そこで300Ωをショートしてみましたが出力波形に変化なし。

次に、R459,C450をいろいろ変えてみました。C450を削除するとディーティが改善します。

また、R459130KΩ(R460と同値)にすると、ほとんどデューティが50%近くまで行きます。ただし、周期時間の不足が増加したり、発振波形が不安定になったりするようです。

以上のことから、デューティをぴったり50%にするのは止めて、単に130KΩ(R460)3300PF(C426)のいずれかを調整して1KHz(1ms)にするのが得策のようです。

または、CAL信号の現状値をメモして、そのまま使用する手もあります。

「すろーぐっち」としては後者を選択し、当面いじくらないことにしました。(数十円のコンデンサ一個買うのに、何倍もの交通費がもったいない・・・)

なお、今回実験に必要な部品を買いに行ったついでに、下記のオシロのアクセサリーを購入しました。

①オシロスコーププローブ (秋月電子で60MHz TEXAS60 )  2000(1000円×2)

②つまみ(オシロスコープ正面右上のTIME SWEEPの中ツマミ) 内径3φ、外形10φ、長さ約15mmで特殊品、

 鈴商で50(左の黒い物)JRガード下のジャンク屋さんで150(右のグレーの物)、探すとあるもんです。

06_s 07_s

③電源ケーブル(2mケーブル付)ACプラグ3極、ジャックが直角になっているもの

 ラジオセンターの中央通に面したケーブル専門店で1780円でした。

結局、小修理とは名ばかり、ツマミを一個取り替えただけでした。微少修理が正しいかも・・・。

なお、今回の記事を書くにあたり、MKKさんの記事「IWATSU SS-7602の修理」が大変参考になりました。紙面を借りてお礼申し上げます。

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