1w×2 ステレオシステム(トーンコントロール付)の製作
すろーぐっち9月13日「でびゅー」です。
1Wの出力でどれくらいの音が出るのか興味があり、1W×2のステレオシステムを作りました。結果は6畳のパソコン部屋では十分な音量です。ボリュームいっぱいにするとかなり大きな音量となり近所迷惑なので、完成時に一回テストしただけです。
通常は、1W×2のステレオアンプは使用せず(thruモード:入力-出力直結モード)、mp3プレーヤーの出力をスピーカーに直結して聞いています。
省エネを目的に製作したシステムですが、ステレオアンプを使用しないので、ますます省エネです
総合系統図は添付図のとおりで、構成品は①mp3プレーヤー(sandisk e130)、②ステレオアンプ1W+1W、➂ONKYOスピーカー(D-7TX(D))、それと④+1.5V定電圧電源(mpプレーヤー用)です。(ステレオアンプは右スピーカの上、mp3プレーヤーと+1.5V定電圧電源は右スピーカの下)
① mp3プレーヤー(sandisk e130)は、以前かみさん用に購入したものですが、使わなくなってお蔵入りしていたものの再利用です。➂ONKYOスピーカー(D-7TX(D))はヤフーオークションで入手しました。スピーカーはお蔵入りしていたものを数組聞き比べてみましたが、やはり最近のスピーカーは100kHzあたりまで伸びてるそうで、気に入って使っています。
④+1.5V定電圧電源は、充電式電池を取り替えるのが面倒なので作りました。これで、ほとんど一日中BGMを聞きながら、パソコン作業ができています。
それでは、②ステレオアンプ1W+1W、④+1.5V定電圧電源の製作について順次紹介します。
ステレオアンプ1W+1W のメイン素子はIC2個です。使用ICはTC7630(ステレオ用電子ボリューム&トーンコントロール付)とNJM2073D(ステレオパワーアンプ)です。
添付ファイルに回路図を示します。回路はカタログの使用例をそのまま流用しました。
電源は片電源とし、これも手持ちの定電圧電源を使用しました。電源出力は定格DC12V(1.3A)ですが、内蔵ボリュームでDC9Vに絞っています。
ケースや電子部品は町田のサトー電気で買い求めました。リストを作って持っていくと、店員さんがそろえて出してくれます。ケースだけは、陳列品を見て買い求めました。
P板もケースにあったものをお店で勧めてくれますが、今回は手持ちがあったので、ケースに合わせて加工使用しました。
製作したステレオアンプをみると、穴あけや、配線、銘板(工事中・・・ずーっとこのままかも???)など恥ずかしい限りです。(味があっていいということにしときます。) しかし、2個のICの機能と性能はすばらしく、1Wアンプあなどりがたしです。市販品のPCスピーカなるものを見ると10W以上の出力が多く、あんな大出力は不要ではと思います。
また、このアンプを作る前にCRのトーンコントロール回路を作りました。そのときの問題は2連VR(:いい値段します)が要ることと、次段との接続のためにバッファアンプも必要でした。結局TC7630を使用し、ボリュームは単連で良く安あがりでした。アンプ製作費用は、全部新規に購入しても1万円でおつりが来るはずです。
中学時代に1石千円(ラーメンが50円くらいでした)のトランジスタを買ってラジオを作った頃に比べ隔世の感があります。IC設計、製造の皆さんに感謝します。(こんなこといってますから、当方はそれなりのおじさんです。Hi)
これからも技術発達の恩恵を受けながら、お小遣いを有効に使ってゆっくり工作を楽しんでいくことにいたします。日本はなんていい国なんだと思います。
さて、今回はここまで、次回は1.5V定電圧電源です。
では・・・。
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