+1.5V 定電圧電源(電池の代替)の製作
パソコン作業のBGM用にmp3プレーヤー(sandisk e130)を愛用しています。電源は、単四電池一本です。このプレーヤーの所要電源は1.5V/100mA程度でいいようです。
ほとんど一日中かけているので、充電池駆動ですと2日目に電池交換が必要になります。
作業机での固定使用なので持ち歩くことはなく、専用の定電圧電源か欲しくなりました。
早速ネットで調べましたが、AC100V/DC1.5Vの市販品は見当たりません。
意外と1.5Vはありませんね。そこで作ることにしました。
可変出力三端子レギュレータLM317Tのデータシートに使用例があったので、そのまま流用しました。回路図を図に示します。出力調整用抵抗は固定の1%を使いました。
また、LM317Tの入力は、以下の2つの方法を試しました。
1つは、前に製作した1W×2ステレオアンプのDC電源9Vを使ってみました。レギュレータでの発熱は0.75W(=0.1A×(9V-1.5V))程度ですが、指で触ってみると結構熱くなります。
2つ目は手持ちのACアダプタを探したら、5V/1.5Aがあったので試してみました。
発熱はほとんど感じられなくなり、これを使用することにしました。
ちなみに+1.5V定電圧電源の入出力を測ってみると、入力電圧は5.11V、出力は1.49V でした。
箱は近所の百円ショップで調達。ちょっと背が高く、現在は同じく百円ショップで見つけたレターボックスに入れ替えて使用しています。スペースがありすぎて、mp3プレーヤーも収容できます。
mp3プレーヤーからの電源線の引き出し改造はパターンが小さいので注意が必要ですが、
小手先の細い半田ごてを使えば大丈夫です
。
mp3プレーヤーの改造については、とても小さい機器でもあり分解するのが心配でしたが、「system2222」というホームページに内部写真を含む解説が紹介されていてとても助かりました。
http://wiki.livedoor.jp/hide_system/d/SanDisk%20sansa%20e130(SDMX2-512B-J65A)
また、AC100Vの入力ラインに入れた電源スイッチで、電源ON/OFFをするようにしました。使用感ですが、充電池交換から開放されて音楽を楽しんでいます。
ただ、mp3の再生を止めてそのままにした場合に、電源スイッチを切り忘れてしまうことがあり、電源表示LEDを追加しようかとも考えています。
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